個人的「今年の漢字」で一年を振り返る
今年の漢字、「北」だったらしいですね。
個人的にも自分の一年を漢字一文字にしたらなんになるのかな?と一年を振り返りながら考えてみました。
(すいません。今回は別におもしろくもない長ーい自分語りです。あっ普段もおもしろくはないか…!)
- 私の2017年まとめ
- そんな2017年を漢字一文字にすると
- できたこと➊ minneで作品を販売すること
- できたこと➋ twitterをはじめること
- できたこと➌ 憧れの会社にアプローチすること
- めざす2018年を漢字一文字にすると
私の2017年まとめ
昨秋に体調を激しく崩すことが多かったので、パート先に交渉して年明けから在宅で作業させてもらうことになりました。
そして結婚四年目となった今年の6月に、初めて婦人科に行き、不妊が発覚。
脳から命令が出ないのはストレスも関係していそう…ということで、週四だった勤務を半分近くに減らすことに…。
なにげなくテレビで目にしても、あまりピンとこなかった「妊活」というやつが自分に関わってくるとは思わなかった…!
まったく自慢になりませんが、もともと私は子供時代から虚弱体質でした。
みんながウェーイってなってるような場所でも体調不良を起こして、地面や天井を、一点をみつめていた記憶が多々…親譲りの貧血気味かな。
でも、ずっと自分のそんなところがイヤでした。本当なら他の人のように、もっと元気に活動できるはずなのだと自分を許してきませんでした。
具体的にだれかをイメージする訳じゃないのに、「世間」「一般」の既婚女性たちより働けていないのが悔しかった。自分より苦労している人達に責められるのではないかと勝手に一人怯えていました。
「不妊」が突きつけられたとき、それまでそんなに子どもが欲しい気持ちがなかったのにも関わらず結構ショックを受けまして…!
翌日には経営者に「辞めるか、または仕事を半分にしたい」と伝えていました。
人それぞれのキャパはちがう。
まだ働けそうならば働けばいいし、休みが必要なら休んだほうがいい。それは人ではなく自分だけが決められること。
そんな当然のことを、私はこれまで飲み込めていませんでした。いつも罪悪感のようなものに苛まれていました。
しかし、無理は続かないもの。無理すれば身体的にも精神的にも不安定になります。
きっと大事な家族に当たってしまうだろうし、最悪の場合は夫と離婚なんてことになってしまったら元も子もないです。実際に少しそうなりつつあった気がします。
そんな2017年を漢字一文字にすると
というわけで、最初はさぼっている気がして心苦しかったけれど…妊活を自分への言い訳に、今年は試しにめいっぱい休んでみたのでした。
そんな今年の漢字はこれ。
繭(まゆ)。
繭(まゆ)は、活動が停止または鈍い活動状態にある動物を包み込んで保護する覆いをいう。動物から分泌されたもの、または砂利などの体外の物質の覆いを指し、毛のような体の一部の保護器官のことではない。
それを言うなら自分は蚕(かいこ)の方じゃないの?とご指摘を受けそうですが、勘弁してください…!蚕とかイヤなんです…ちょっとは飾りたいんです…!!笑
繭というものは、一年間こもりにこもった、私が唯一100%安心できる場所である「家」を指します。もしくは私の内面。
職業訓練校のあと何もしていなかった一年間は、家の準備だったり、なにかしなければとフリーを目指したりと落ち着いてはいなかったので
こんなに淡々と決まった仕事をしつつ、用事がないかぎり家から出ないなんて…人生で初のことでした。
奇しくも、このこもりにこもった一年間で、今まで「できないだろう」と思っていた3つのことができました。
外に出なくっても本やネットで学べることはたくさんあるみたいです!
できたこと➊ minneで作品を販売すること
仕事を減らして時間はできたけれど、相変わらず会社に対するストレスはなくならないので、憂さ晴らしでオリジナルの作品を作ってみました。
namm storeさんの作品一覧 | ハンドメイドマーケット minne
自分の好きに作るものを購入するorしないという評価に晒すことはなかなかに勇気が要るものでした。(仕事では好きなもの作れてないってことね…)
基本的にネガティブなので、だれも買ってくれないかもしれない…!と、登録したときドキドキして手が震えたのを覚えています。
そして今、登録から半年ほど。ちょこちょこではありますが、購入してくださる方がいて少しは自信ポイント加算されたかな…と思います。
マイナスからの加算だけどね。
できたこと➋ twitterをはじめること
私はもともとSNSが好きで、だからこそSNSとは距離をとって生活したいと思っています。やっぱり、メリットばかりではないからです。
インターネット黎明期のさまざまなネットサービスから始まり、mixi、facebook、Instagramなど、いろいろ手を出してきましたが、twitterは実は一度もやったことがなく、これまで勝手に食わず嫌いしていました。
そんなtwitterを私が始めたのは、時間ができたことで某アプリゲームにどっぷりハマってしまったのがきっかけでした…。
まぁいわゆるガチャでアイテム集める系なんだけど…。
ゲームのアイテムや情報を交換するため、長年避けていたtwitterをするりと始めてしまったのだから人間ってわかりません…!
始めてみると、自分がなにを拒んでいたのかわからないぐらい楽しく、まいにち恩恵を受けています。
ちょっと慣れてきたころ、このブログの宣伝のため、自分自身のアカウントも立ち上げてみました。いわゆる別アカもデビュー。
namiki (@namm_namiki) on Twitter
最初はこれをきっかけに仕事に繋がれば…と企んでいましたが、よくよく考えたら、今の私をお客さんが数あるデザイナーの中から選んでくれる理由ってないなと…。そして、本職の他に新たな仕事を受ける余裕も今の私にはありません。
そこからは仕事をもらおうという考えは一旦ストップして、好き勝手つぶやき、好きな方をフォローして覗き見を楽しんでいます。
大学受験のとき、予備校で出会った「ホンモノ」の人々と自分をくらべて劣等感の塊となった私は、Twitterで同業者のすごい人々とつながるのが怖かったんです。それは自分の負けを実感させられることにつながるから…!
でも、怖いことって、怖がっているかぎりは怖いままなんですよね。
なぜ怖いと思うのか?自分はどこが足りていないのか?そういうことは、自分の上にいる人たちからしか学べません。
そんなことやいろんなことを思いつくままにつぶやきながら、自分の中のモヤモヤと実態のない想い達を、吐き出して、可視化して、少しずつ整理していきました。
おかげで随分と、心の曇りはクリアになりました。今は自分から、どんどん負けていきたい。負けを分析して力に変えていきたい。
なんか心療内科もこのようなプロセスで治療するみたいなので、Twitterでつぶやくだけで心持ちが収まれば、医療費が浮いたかもしれない。めっちゃうれしい。
できたこと➌ 憧れの会社にアプローチすること
私は今勤める会社と考えが合いません…。
でも、今の会社はポンコツな私を頼りにしてくれます。辞めたいけれど、辞められない。そんなふうに思いながら、二年半が経ちました。
「言いなり」は心のスイッチさえオフにしていればめちゃくちゃラクです。細かいことは言われず、休みの融通がきき、在宅なので出勤時間は数秒、好きな音楽を聴きながらノーブラで働ける。…まぁちょっと時給は安いかな。
世間一般からしたら十分、良い条件。
しかし、そんな現実と反比例してどんどん大きくなっていく「会社のために働きたいと思える会社で、働きたい」という夢が叶わないまま、じわじわと心を殺す日々。
そして、ついには自分を卑下せずにはいられなくなりました。自分自身を「ポンコツ」と呼び、デザインの仕事さえも辞めてしまいたくなっていました。
何度も何度も自問自答を続けて、でもぬるま湯から抜け出す勇気が出ず。在宅を始めておよそ一年が経ったこの12月になり、本当にふと、今まで最初から諦めていた本命の会社にメールを送ってみたのです。
なにがきっかけだったかはわからないけど、いい意味で軽い気持ちで応募してみようと思いました。
今の会社にいるのはラク。でも、ポンコツでも頼りにしてくれる会社は、結局はポンコツでさえ頼りにしなければならない会社。私はツールとして使われているだけで、それは私の望む働き方ではないのです。
憧れのデザイン会社にたまたま入れても私のレベルではやっていけないかもしれないけど、ていうか、きっとダメだろうけど、できることならもう少し外で学びたい。もう少しだけデザインの仕事にすがりついてやりたい。
いつかやってみたい仕事はあるけれど、今の私では独り立ちするにしても、スキル不足はもちろんメンタルがまだまだ弱い。
面接を受けただけなのに、自分の中でなにかが大きく変わりました。どんな結果でも得られるものがあるだろう、といつになく前向きになれました。
今まで「無理」だと決めつけていたことに挑戦すること、それだけで、自分からの自分への信用度は大きく変わります。
デザインの仕事しかしてこなかったのだから、好きとまでは言えなくても、本当は、できれば続けたい。嫌いなんていうのは、きっと嘘。
このまま勝手にダメになってしまうぐらいなら、当たって砕けてからダメになりたい。
そんなようなことが思えた一年となりました。
…お粗末様でした。
これで長い一年の振り返りは終わりです。
読んでくださった方がいたら本当にありがとう!!!!
めざす2018年を漢字一文字にすると
そんなこんなで来年はどうなるかまったくわからないけれど、目指す「来年の漢字」も考えてみました。
調節、調律、調和。
自分のペースで自分ができることを続けたい。
先にも書いたけど、自分のキャパを越えていたらやっぱりなんでも長続きしません。
そもそも…激務でボロボロになってる夫をサポートしながら家事をすべてやって、睡眠時間も結婚前より1時間少なくなっている状態で、前と同じように働こうなんて欲張りすぎでした。
…独身の時も家のこと何もせず、残業も少ないのに…へばってましたもんね。仕事して子どもも育ててるなんて方々、ほんと尊敬してます。
来年にかけて、そろそろ自分にちょうどいいペースを作っていきたいです。
…あとスマホ時間も減らしたいな。
もう目がやられてます。
そして、いつか「ポンコツ」という肩書きを自分がおろせるまでは、デザインの仕事を続けていけたらと思います。
えーと…
がんばるぞ!
締め方ヘタクソか。
ではでは。