実録!!元気を奪われるヘアサロン
こんにちは、namikiです。
いつも決まったヘアサロンがあるという方は、幸せ者だと思います。
結婚で他県へ引っ越した私は、それから四年間もの間、ずっとヘアサロン難民なのです。
家から通える範囲の、ホットペッパーで見る限りの「良い感じそう」な美容院に片っ端から行くこと、四年。
いいサロンに当たる打率は、5割5分ぐらい。
つまり、残りはすべて
ハズレサロンなのです。
長時間、ヘンな格好の自分と向き合わせながら拘束されたのち、お会計でおよそ一万円を支払い、帰り道にゴルゴみたいな顔して帰る…。なんの罰ゲームかという話です。
美容院で払うお金は安くはないです。
しかしサービスへの対価としては、私は決して高いとは思いません。
ただし、いい気分で帰れれば…の話。
私は昔から自分に自信がなく、なんの店でも店員さんにそっけなくされようもんなら自分に非があると思っていました。
服がダサかったから…!?
それか顔になんかついてたから…!??
そもそもの顔が悪いから!??
話題のセレクトが変人だと思われた!???
などと、いつも店員さんにまで気を遣っておりました。
でも、その考え方は損なのでやめました。
もし横柄な態度を取ったわけでもないのに店員さんにビミョーな対応をされてそんなふうに思っている人がいたら全力で言いたい。
あなたが傷つく必要は
まったくないのです。
お客には店を評価する権利があります。
気に入った店にはまた行けばいいし、気に入らなかった店には「もう二度とけえへんわ!!!」と心の中でボロクソに言いながら笑顔で立ち去りましょう。
(レビューやネットに書くのは自分の後味が悪くなる上に、店側に無料で改善点を提供することになるので、オススメしません。)
そもそも本当は行きたくないんだ、
美容院自体に。
いろんなサロンに行ってみて、話が弾んでスッキリと帰る日もあれば、もう施術の途中から早く帰りたい早く帰りたい早く帰りたい…と心の中で念仏を唱える日もあり。
そんな後者の事例をまとめてみたいと思います。
・カラーなのに色見本が出てこない
これは結構あります。そして、だいたいのオーダーで美容師さんがいい感じにしてくれるとこも結構ありますので、必ずしも悪いわけじゃない。
しかし、初対面の人となんとなくで話を進めていいんでしょうか。イメージも感覚も、人それぞれです。明るさの段階、色味など、せめて例を見せるとか、もうちょいお客さんの好みを引き出そうとしてもよいのではないでしょうか。
全部終わって合わせ鏡で見せられて笑顔で「どうでしょうか」と言われている段階で「全然ちがいますけど?」と言える人はたぶんサイコパスだと思います。
珍しい例として、どう見ても数年前の古い雑誌を見せられた時には、なんとも言えぬ不安に襲われました。(そしてその後の会話で、その店はチェーンの本部に不満があり翌月この店を畳んで店長が独立するという裏事情が判明。経営状態が微妙なサロンはそれが端々に垣間見える傾向があります。)
・店側の人間関係が透けて見える
髪を乾かすときやカラー材を付けるとき、時間短縮のため両サイド2人体制になる場合が多いです。
その2人の関係性がよくないのか、店全体の社員待遇が悪く心が荒んでいるのか?お互いの受け答えの温度から、手元の髪を引っ張る強さから……間に挟まれた客には冷え切った空気が嫌が応にもヒシヒシ伝わってきます。
凍りついた沈黙の中、髪をいじくり回されてながら耐える時間の気まずさよ。アーメン。
・一切、話題を振ってこない
別に「客なんだからこっちからは絶対に話題を提供しないぞ」と決めている高飛車な客ではありません。しかし、一向に会話が始まらない…!!客が話しやすい空気をつくるのもスタイリストさんの仕事ではないかと思うのです。
まずは髪の話や天気の話、服装の話でも、初対面でも会話の糸口はなんでもある。まず、お客さんが話しかけられるのが好きかどうかぐらい、探る努力してもいいと思うんです。
私はリラックスして楽しくなってくると飼っているハリネズミの話をする癖があるのですが、逆に私からハリネズミの話を引き出せなかったサロンは残念サロンと言えます。
美容師さんからまったくコンタクトがなく黙々と作業される場合、私もスッ…と雑誌モードに入ります。
無言がツライ…というか、仲良くもない人と至近距離で長時間無言で過ごすのって気まず過ぎる。なんかの苦行か…??
長い沈黙のあと、「そういえば…」と美容師さんが口を開いたので反射的に色めき立つと、「言い忘れてましたけどロングはプラス千円になりますがよろしいですか?」だったときの落胆よ。ガッデム。
・やたら宣伝してくる
サロンの方針なのか、会話の端々でトリートメントや追加のヘッドスパなどバシバシ推してくるサロンに当たったことがあります。
つい小心者で流されそうになり、そのたび必死に失礼でないようお断りする私。親身なアドバイスというスタンスでめげずに勧めてくる美容師。もはや闘い。癒されにサロンに来ているというのに、なんだこの攻防は。
一見フレンドリーなぶん、ギャップでだんだんと怖くなってきます。こういうサロンからはその後もフレンドリーな手書きのDMが定期的に届きます。一度しか行っていないというのに。美容師さん、お疲れ様です…。
・声掛けがない
スポーツでもなんでも、声掛けは人間同士の潤滑油です。たぶん悪気はないと思うんですが、通りすがりについでに無言でカラー材の状態を見て去って行く美容師さん…一体なんなんでしょうか。いきなりブランケットを膝の上にポンと置いて去って行く美容師さん…あなた優しいのか優しくないのか、もはやナゾです。
・技術に不安がある
ドライヤーの手つきがすこぶる荒い、シャンプーの泡がモリモリ耳に入る。もうこれはもう悟りモードに入るしかありません。
そんな美容師さんたちに言いたい。
あなたはなぜ、美容師になりたいと思ったんでしょうか。
お客さんに自分のスタイリングで笑顔になってほしいと夢見て専門学校の門を叩いたのではないでしょうか?
たしかに美容師さんのお給料は少ないと聞きます。夢見る美容師の足元を見て、社員待遇の悪いヘアサロンも多いのかもしれません。
しかし、働くことは生きることです。
初心を忘れないでほしいんです。
夢見て努力していたころの
キラキラした自分を…!!
と、無理やりいい感じで締めてみました。
前日でもホットペッパー上で予約が空いてるヘアサロンはハズレ率が高いかもね!
それでは。
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